Muu日記 2014〜2013

2014.1.17

ピカピカのジャコブさん

 

年末は、なんやかんだでめまぐるしく過ぎて、年が明けぼんやりしている内にもう17日。今日は、風もなく穏やかでカラッと晴天、原毛洗い日和!

この原毛洗いは、ホームスパン制作の一番最初の工程です。Muu工房では、たいてい1回1kgづつ洗っています。汚泥とキョウザツ物そしてニオイ。

お湯を含んで重くなり、けっこうな重労働ですが、私はこの作業が好きです。

フェルト化させない様に丁寧に原毛を1房づつ扱っていると、作品のイメージがわいてくる。今回は英国産ジャコブ、1.9kgを2回に分けて洗いました。

この ちょっぴり野性的で、しゃきっとして健やかなジャコブさん。

それぞれの原毛の特徴や魅力を壊さぬ様に作品化していきたい。

2013.2.10

町内会から手織り体験会を頼まれ、5人の少年達が来ました。

みんな手織りは初めてのTRYです。各々好みの横糸を選んで織り込み、無事テーブルセンターを完成させました。ちょっと満足げな顔かおです。本当は織りっぱなしでお持ち帰りでも良かったのだけれど、仕上げの縮絨は、ちょっと難しいのでこちらで行い、翌日お渡ししました。みんな使っているかな?

 

 

 

 

2013.1.17

昨年12月初め、町内会主催の里山ウォーキングに参加した。

毎日のように山に入り一人で過ごすのが好きだった子供の頃、その澄み渡る清らかな空気の中に木々に囲まれ、いだかれている感覚がよみがえってきた。大人になってからは一度も行っていなかった。 町内に隣接した地域に昔と変わらない自然が残っていることがうれしい。

名前を知らない木やドングリの巨木を見上げながら道とも言えない落ち葉の降り積もった細い道をカサコソと歩いた。

ブナ科アベマキの殻斗(どんぐりのお椀)、まだあまり雨に晒されていないものを選んで拾って帰り染めてみた。

シェットランド原毛を、アルミと鉄の触媒で2色に染めて、紡ぎ、織る。 今年の初織り。